薬が追加される
予定した通り、午前中は医者に行ってきた。
途中、何度も引き返そうかと思った。
別に予約しているわけではないから行かなくてもいい。
どうしてこんな気持ちになるのか。
痛い検査をされるわけでもないし、先生が特に嫌なわけでもない。
うまく症状を説明できないのが嫌なのだ。
診察の前に、何度もこう言おう、と練習していた。
いつもいつもやることだ。
医者に会えるのはほんの一瞬だ。
そのときに自分の症状をうまく伝えられなければこの不安は解消されない。
「私の便秘はこのまま治らないのでしょうか?」
「この体の左側の痛みは何なのでしょう?」
後者しか聞けないまま、診察があっという間に終わってしまった。
そして薬が一つ追加された。
私の体の左側が痛いのは、どうやらガスが溜まっているから、らしい。
そうハッキリと医師が言ったわけではないが、ガスを解消するための薬を出してくれた。
これを飲んでどうなるやら。
ま、あまり期待しないで飲み続けてみよう。
おやすみなさい。